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水産物 医食同源
ヒヤッとビヤっとビールだぜ! 6
掲載日:2007年07月25日
 
アイコン まいど、まいど、イダテンのゲンさんです!
 さてさて、お客さん。先日の2007年7月18日(水)〜20日(金)、東京ビッグサイトで開催された「ジャパン・インターナショナル・フードショー」には、お越しいただいたかい?
 今回は食材仕入ドットコムさんも初めての出展。残念ながら、あっしは中日にちょっくら顔を出すくらいしか出来なかったけど、優秀なスタッフが熱心に説明をしていたもんで、安心して帰った次第でさあ。インターネット商売なもんで、カタログ全部の商品を置くわけにもいかないのが心残りだったけど、初めてにしちゃ上出来の部類だったよ。
 展示会では、この夏が思ったより涼しくって拍子抜け、なんて声を聞くことが多かったけど、な〜にお客さん。夏はまだはじまったばかりだぜ!
 これからも食材仕入ドットコムさんの商品をご贔屓にたてまつりやすぜ!
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  喉ごし爽やか南国酒!
   先日、あっしは10日ほど台湾出張してきたんだが、いやあ台北も台南も暑かったねえ! 特に台南の日差しといったら、南国に行き慣れてるゲンさんもグッタリするほどだったな。けどその分、仕事のあとのビールが旨かったさね〜。
 台湾のビールの中では「台湾酒」が有名で、どのコンビニ※1に行っても置いてある人気商品だ。こいつは南国のビール独特のライトな味わいで、高温多湿な台湾の風土にピッタリの逸品だ。日本で飲んでも美味しいが、やはり台湾のビールは台湾で飲むのが一番!
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   思えば、東南アジアをはじめとする南国のビールってえのは、こうしたライトな味わいが多い。タイのシンハ。フィリピンのサン・ミゲル。ヴェトナムのタイガー。インドのキングフィッシャー。メキシコのコロナ、そして日本では沖縄のオリオンビールなどといった塩梅で、どれも暑い時グビグビ飲むのに向いている。こいつらは、ベルギーやドイツ、チェコなどヨーロッパ系のどっしりとした味わいのビールとは、まったく違った飲み物と言えるだろう。
 これら南国のビールに共通して言えるのは、麦芽以外に米やコーンスターチを、ごく当たり前に入れていることだ。アジアの暑い国々にとって、バイエルン国王の”ビール純粋令”は絶対ではない。つまり必ずしも「ビールは麦芽・ホップ・水のみを原料とすべし」でなくとも良いってことなのさ。
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   だって、そうだろう。北海道に近い気候のドイツで好まれるビールと、35〜40度にのぼる熱帯で好まれるビールでは、嗜好に違いが出てくるのも当然の話さね。どっしりとしたビールがお好きな方には物足りないかもしれないが、”台湾酒”を35度を超える陽気の中で飲むのは、喉ごし爽やかで実に旨いもんだ。
 台湾酒の場合は麦芽が80%で、あとの18%は米、2%がホップと酵母という割合だ。面白いことに、ここのブランドは、その18%の「米」にこだわりを持っている。使う米は蓬莱米という、普通の台湾米ともち米のちょうど中間くらいのもの。少しねっとりとして水分量の多い、日本の米によく似たお米をビールに加えている。おそらくは、この蓬莱米が台湾酒をスッキリとした味わいにするんだろう。
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   出来上がった台湾酒くんを、豆腐料理や紅麹猪脚(豚のチャーシュー)と一緒にいただくのは、まさに至福! ウグウグウグと何杯でもいただけちまうんだから、困ったもんだ♪
 もっとも台湾の人ってえのは、思ったほど酒を飲まない。日本のおでん屋などと違って、屋台でお酒やビールを飲んでる人は至って少ない。たまにいたと思ったら、日本人だったりする。これはインドやヴェトナムなどの熱帯でも同様で、あまりに暑い中のアルコールは、体に良くないってことだろうな。
 あっしも以前、インドのジャイプールで、47度の炎天下にビールを飲んだことがあるが、その時はさすがにぶっ倒れちまったもんだ。だが、それは日本国内でも一緒の話。みなさま、猛暑の中の飲み過ぎにはくれぐれもお気をつけくだせえよ。
 
   
※1

台湾は人口密度あたりのコンビニ件数は世界一。そのかわり自動販売機はほとんど見かけない。

   
  香り豊かなペールエールは如何?
   さっぱりとした台湾ビールの後は、芳醇な上面醗酵、エールビールのお話をしよう。こいつは「ヒヤッとビヤっとビールだぜ!」の4回目でも申し上げたように、醗酵すると酵母が上に浮いてくるタイプのビールだ。
 エールは不純物が十分除かれてない分、味わいが深いのが魅力だな。下面醗酵タイプが”ラガー”と呼ばれるのに対して、上面醗酵のものは”エール”と呼ばれているのは、前にもお話しした通りだ。
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  写真 そんな中、あっしのオススメの一品がイギリスの上面醗酵ビール、「バス・ペールエール」だ。こいつはデパートや高級スーパーなどに置かれているが、1本250円前後と、輸入ビールとしてはお手ごろな価格だ。一度ぜひお試しいただきてえ。
 バス・ペールエールは、あのタイタニック号にも詰められていたという歴史あるビールで、豪華客船のリッチな乗客たちを満足させていたのが自慢という、エールビールの老舗ブランドだ。日本との関わりも古く、開港当時の横浜、神戸でも飲まれていた。創業は1777年。イギリス中部のスッタフォードのウイリアム・バスによって創設されたことから、この商品名がある。
 ここで湧き出る水は、大量のカルシウムやマグネシウムなどのミネラルを含んでいる。いわば硬水と呼ばれるヨーロッパに多いタイプの水で、こいつがペールエールのビール造りにピッタリだったんだな。
   そのヒントは写真のビールの色にある。なんかみなさん、この色・・・不思議だと思わないかい? だって、ペールエールと呼ばれているのに、ビールの色は濃いめの茶色。ちっともペール(薄い)じゃないだろう?
 実はこいつは比較の問題で、ギネスのように黒い上面醗酵ビール(スタウト)に比べれば「薄い」ってことなんだ。とかくあっしらはビールというと、日本の小麦色ばかり想像するが、世界のビールは、色ひとつとっても幅があるってことだね。
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   硬水に含まれるカルシウムというのは、ビールの色を濃くしすぎない特性がある。硬水がこれ以上濃い色にさせない作用があるわけだ。さらに上面醗酵のビールに多い、余分な浮遊物を沈殿させる役割を持っている。それが芳醇な香りとコク、さっぱりとした苦味を生み出しているわけさね。
 エールはぬるくして飲むというが、冷やして飲んでも旨い。味わいや香りを楽しもうと思ったら、少しぬるいくらいが良いだろう。けっこう刺し身などの魚介類にも合うもんで、一度試しておくんなせえ。
 ペールエールはイギリスのお家芸のようだが、実はアメリカで生まれたアメリカン・ペールエールというスタイルのビールもある。アメリカンタイプのビールといえば、バドワイザーやミラー、クアーズのような薄いタイプを想像するだろうが、アメリカン・ペールエールは濃厚で、エール独特のコクがあって、こいつもイングリッシュ・ペールエールに勝るとも劣らない。アメリカ産、柑橘系の香りがするホップを使用しているのが特徴で、いやいや、こいつも実に旨いもんだ!
 さーて、時間がきやがった。
 それじゃ、お客さん! 次回をお楽しみに!
 
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