| 掲載日:2007年01月17日 |
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| おでんの誕生は関西だった? | |||||||||||||||||||||||||
| 今回の「ナベ奉行のあったか裁き」は、冬に人気のおでんを取り上げてみよう。 おでんはコンビニ・冬の定番(オールシーズン置いてるとこもあるがね)として、居酒屋や屋台の人気メニューとして親しまれているが、そのルーツは古く室町時代まで遡る。 はじまりは室町時代の京都。文字通り豆腐を串刺しにした豆腐田楽を、宮中の女人さまが「田楽」に「お」をつけて、”お田楽”と呼んだのに由来するそうだ。 この”お田楽”は庶民にも広がっていき、魚やコンニャクなどを串に刺し、焼き目をつけてから辛子味噌をつけて食べる料理になっていった。これが、いわゆる「みそおでん」で、いまだに名古屋地方じゃ健在な一品だ。 |
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| やがて江戸は元禄、今のおでんの原型ができ上がる。串刺しにしたコンニャクを鍋に入れ、当時、新発売の濃口醤油で煮込んだ、いわばファストフードとしてのおでんだな。それが短気で新しもの好きの江戸っ子に大層好まれたらしい。 ところが、熱しやすく冷めやすいのが江戸っ子の身上。すぐに江戸の”おでん”はすたれてしまい、一方で関西に伝わったものが、”関東炊き”と呼ばれるようになり人気となった。 おでんならぬ関東炊きは、明治に入ってから、おダシに昆布を使って薄味にしたりと工夫がなされ、薩摩揚げ、つみれ、はんぺんなどの練り物や、里芋や大根、ちくわ麩などが加わり、現在の形に整ったのさ。 今でこそ、おでんは東京が本場みたいな顔をしているけど、実際は関西で生まれて、関西で発達した鍋料理だと言って良いだろう。ま、江戸っ子のあっしが言うのも何だけどね。 |
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| ●おでん種色々 | |||||||||||||||||||||||||
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| 被災者を救った関東炊き | |||||||||||||||||||||||||
| おでんが関東に逆輸入されたのは、実は大正12年に起こった関東大震災だと言われている。この時、関西から救援に駆けつけた人たちが、炊き出し料理として被災者にふるまったのが「関東炊き」、つまりおでんだったというワケさね。 家も家族も失い途方に暮れる被災者のみなさんにとっちゃ、その時の関東炊きは忘れられない味になったに違いない。復興後、おでんはふたたび東京で息を吹き返したという寸法さ。 ところで最近は、関西でも”関東炊き”じゃなく、”おでん”で通す店が多い。「関東炊き」と呼んでいるところは、ちょいとしたこだわりがある店だな。 つまり関西で”おでん”と呼んでいる店は、上方風の薄味なおダシを使っているところが多く、”関東炊き”と呼んでいる店は、関東風の濃いおダシを使う傾向にあるってことかな。 うどんに関しちゃ、濃口の出し汁を「ドブ水」と呼んできらう関西人も、おでんなら平気ってえのが面白いとこさね。 |
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| おでん、関東vs関西対決 | |||||||||||||||||||||||||
関東風のおでんをひとことで言うなら「濃口」ってことだろう。醤油色をした甘辛い出し汁が特徴で、おもにかつお出汁が主体。店によると結び昆布さえ入れないところもあるほどだ。そのためおでん種も大根やコンニャクなど、味が滲みるほどに旨くなる素材が好まれる。ちくわ麩やはんぺんなどは関東独自の具材で、こいつらも甘辛い出し汁によく合うものだ。 一方、関西のおでんをひとことで言うなら「薄口」ってことだな。すまし汁を基本にした上品なお出しで、昆布とかつお節を用いた出し汁が特徴だ。素材の持ち味を生かした味付けを大切にしていると言えるだろうな(もっとも、先ほど申し上げたように「関東炊き」と呼んでいる店は、関東風の濃口がウリだもんで。そのあたり間違えないでおくんなせえ)。 ところでダシは薄味なのに、関西独自のおでん種は牛スジやコロ、タコなどさえずりなどしっかりとしたな味わいの具材が多い。 最近、牛スジは東京方面でも、若者を中心に人気の品で、スーパーなんぞに行くと、けっこう置いていたりする。中学生になるあっしの孫も牛スジが大の好物だ。 コロってえのはクジラの皮で、いったん油を絞った残りを乾燥させたもの。さえずりは同じくクジラの舌を乾燥させたものだな。一時期、クジラは高嶺の花で手が出なかったもんだが、最近になって、ようやく食べられるメドがついてきた。 嬉しいことに食材仕入ドットコムさんでもクジラはもちろん、コロやさえずりを入手することができるんだぜ! ただし、くじらのコーナーには無いもんで、間違えないでおくんな。まず、こちらをクリックしたら、左サイドの「商品検索」、いちばん下の『オーダー注文品』を選んでおくれ。 そこからくじら(オーダー品)で購入できるよ。 なんせ近頃人気のアイテムだ。どうぞ、 試してやっておくんなせえ。 さーて、時間が来やがった。 それじゃ、お客さん! 次回をお楽しみに! |
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