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水産物 医食同源
冬将軍にゃあ、「ナベ奉行」のあったか裁きが一番でぃ! 3
掲載日:2006年12月27日
 
 アイコン まいど、まいど、イダテンのゲンさんです!
 お客さんがた、今年はどんな年の瀬を迎えてらっしゃるかい?
 こちとら2006年の暮れも押し迫り、やれ決済だの配送だの忘年会だのと、てんやわんやの毎日だ。ここ数年は、全般に忘年会も縮小傾向にあったんだが、今年に来て何だか賑やかになってきた感じだ。ちょいと気の利いた店なんぞは、なかなかに予約が取れないようで、まあ結構な傾向さね。
 これで、あっしのところなんぞは仕事は忙しいし、お座敷はかかるということで、あちらを立てればこちらが立たずという、それなりに嬉しい年末になっているところだよ。
 せいぜい来年も「食材仕入ドットコム」さんの暖簾に恥じないよう、さらに新しい食材をご提供していく所存さね。ともかくも、この1年、毎度有難うございやした。来年もどうぞお頼み申しあげやす・・・てなもんでえ!
   
  江戸前のつくね鍋を召し上がれ
   
  写真
 

 ところで開口一番に何だけど、昨今、巷じゃノロウイルスが猛威を奮っているよな。カキ業者さんはもちろん、生ものを扱う者にとっちゃ、難儀な年の瀬になっているんだが・・・お客さん、こんな時にこそ鍋ものだよ!
 もちろん玄人のみなさまはご承知だろうが、貝だろうが魚だろうが、ノロウイルスは火をよく通せば死滅する。どのくらい火を通せば良いのかと言えば、食材の中心温度が85度以上で、1分以上加熱すれば殺菌は完了というんだから、鍋ものをいただくんなら、まず問題ないだろう。あとは厨房の殺菌や手洗いなどに留意して・・・どうぞこの時期を乗り切っておくんなせえ。

 さーて。「ナベ奉行のあったか裁き」第3弾、今回から鍋料理のレシピをご紹介していきやしょう。
 手始めに、取り上げる鍋料理はつくね鍋。シンプルながら味の深い、江戸前の雰囲気ただよう逸品で、長谷川家の冬はこのつくね鍋がないとはじまらない。
 ちょっくら、ご覧になっておくんなせえ。

  「江戸前のつくね鍋」レシピ
  前回のダシの取り方はこちらへ→
  鍋は究極のダイエット食でい!
  写真 江戸前のつくね鍋は具材が少ないのが身上なもんで、レシピもそれに従ったが、ご家庭で鍋をつつく場合は、もっと野菜の種類や分量を増やしても良いだろう。実際につくね鍋は、主役の肉があっさりしているため、さまざまなバリエーションが楽しめる。また、つくね鍋は相撲部屋のちゃんこでも人気の一品だそうだ。
 実際、あっしの家庭じゃあ写真のように、山盛りの野菜を鍋にブチ込んで食べるのが慣わしだ(ま、殆ど家にいない、あっしの意見は反映されないわけだがね)。
 何と言っても鍋の魅力のひとつは、ふんだんな野菜だ。それも油を使わず、ダシ汁だけで味を出すんだから、体重を気にする女性にとっても嬉しい食べ物さね。つくね鍋の場合、ムネ肉を使うとさらにカロリーカットが出来るから、ぜひとも参考にしておくんなせえ。
 え? それじゃ、何でおすもうさんは、毎日ちゃんこ鍋※1を食べるのに太ってるんだって? 
 そりゃ、お客さん。OLのみなさんとおすもうさんじゃ、食べる量が違うよ。それに力士ってえのは、ああ見えて体脂肪率の低いもんなんだ。
 ハンバーガーやステーキばかり食べていれば、太るのは簡単なんだろうが、あの人たちは筋肉で太らないといけない。ちゃんこで太るってえのは、もとのカロリーが低いから、けっこう大変なんだそうだ。
 特に太らない体質の力士は、そら食べるのが辛いそうで、引退した力士の中には「辞めてはじめて食べ物が美味しいと思った」なんて人も少なくない。それと一般の人を単純に比べるのは、無理があらあね。
 普通に食べるなら鍋で太るなんて、あんまり気にしなくて結構だ。それどころか、鍋はどこに出しても恥ずかしくない、究極のダイエット食と言っても良いだろう。
 冬場に美味しい鍋料理。栄養面でも衛生面でも、どうぞ安心して召し上がっておくんなせえ。
 
   
※1 実はちゃんこ鍋という言い方は正確ではない。「ちゃんこ」とは角界の隠語で「食べ物」という意味で、力士はカレーでもイタリアンでもちゃんこと呼ぶ。
   
  鍋はお奉行さまの大岡裁きで決まりでい!
  写真 俗に「船頭多くして舟、山へ登る」なんて言うが、料理の世界でも「板前多くしてあつものそこなう」なんて言葉がある。
 こいつは鍋料理なんぞにも言える話。鍋を囲んだ人たちが、具材と温度の塩梅もわきまえずに、てんでんバラバラに材料を入れちまうのは、良い材料が揃っていたりするとちょっくら勿体ない。

「お肉はもう少し」
「春菊は食べ頃」

 そんな具合に、鍋料理ってえのは、文字通り鍋に材料を入れて料理するもんだ。
 せいぜいナベ奉行さんを立ててやって、食べごろを味わっていただきてえもんさね。
 さーて、時間がきやがった。
 それじゃ、お客さん。次回をお楽しみに!
   
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