| 掲載日:2006年11月15日 |
|
||
| シメにはチキンとタマネギのカレー | ||
| ご好評をいただいた「かれーな印度カレーを召し上かれー」も、とうとう今回がシリーズ最終回。人さまからは、カレーひと皿でよくここまで話ができるね〜と言われるが、実際のトコはまだまだ話はつきないところだ。 東南アジアやアフリカ&ヨーロッパのカレーはもちろん、インドのカレーにしても「アクバル王のカレー」のような手の込んだ宮廷料理には、触れることができなかったのが、ちょっくら心残りさね(この王様のカレーは、鶏肉に松の実やオレンジ、カッテージチーズなどの詰め物をしてグレービーソースで焼いた料理だが、こうした特殊なものはいずれ機会があればお披露目をさせていただくことにしよう)。 そこでカレーシリーズの殿(しんがり)はシンプルに、カレーの2大食材ともいえるチキンとタマネギのカレーを持ってきた。こいつがカレー料理の集大成ってワケじゃないが、お店でも家庭でもサックリ作れる、ほっとする一皿だよ。 どうぞ、試してやっておくんなせえ。 |
||
![]() |
||
| カレーに王道なし、されど王道あり | ||
| 先日も「カレー番長」として知られる水野仁輔 さんと話したんだが、「カレーに王道なし」ってことで意見が合ったんだよ。よくカレーにうるさい連中が集まると、二日間煮込んで一晩寝かせたカレーが最上であるとか、インドやバングラディシュの友達から教わったレシピだから、一番本格的だ・・・なんて話が出ることがあるけど、そいつはなかなか決められる話じゃねえ。 今まで、この白髪アタマのお喋りに付き合ってくれたご仁ならおわかりだろうが、カレーってえのはあまりに守備範囲が広すぎるんだ。本場のインドに限って話をしたところで、北と南では、使うスパイスもレシピもまるで違う技法を使うから、どれが一番本格的なカレーか、ということすら決めかねるワケさね。 だから煮込んだカレーも旨ければ、今回の「チキンとタマネギのカレー」みたいにアッサリカレーも旨いね、ってコトになるわけさ。 え? ゲンさん、もうまとめに入ったのかって? それじゃあ、どんなカレーでもOKなのかって? |
||
![]() |
||
| いやいや、そいつは真っ平御免之助ってもんだ。矛盾したいい方になるが「あれも良いね、これも良いね」では、本当に美味しいカレーに辿り着くことはできない。 それには「美味しんぼ」のカレー勝負ではないが、カレーの定義を自分なりにキチンと持ってないといけないと思うんでさあ。 あえてあっしが考えるカレーの定義を言うならば、 |
||
| 「複数のスパイスをミックスさせ、主菜と一緒に加熱した料理」 | ||
| ということになるだろう。 漠然としているようだが、実際にこれ以上のことは言いようがない。主菜も融通無碍なら、スパイスの選択肢も自由。加熱時間や下ごしらえも千変万化なカレーという料理だからこそ、定義はシンプルであるべきだと思うのさ。 |
||
| ゲンさんの「インドカレー5箇条」 | ||
| ところがカレーという料理のコワいところは、ひとつ間違えると、どれも同じような味になってしまうことだ。もちろん、レシピ通りに作っていれば失敗は少ない。だが、それでは「おお!」というような美味しいカレーは出来上がらない。 使う食材も自由、調理方法も自由にできるはずなのに、同じような味になってしまうのはどういうわけだろう? そいつはスパイスの持つ香りや刺激が、ともすると食材の持ち味に勝ってしまうからに違いないのさ。 有名なシャーロック・ホームズの短編に、「シルバースター号の失踪」という競馬馬が盗まれる話がある。そこには、番をしていた馬丁にアヘンを入りのカレーを食わせて眠らせてる、というエピソードがある。アヘンは独特の匂いがするけど、カレーと一緒なのでわからずに食べてしまうという寸法さ。 |
||
![]() |
||
| これは、味覚オンチのイギリス人だから、アヘンを混ぜてもわからなかったのかもしれないが(これがインド人や日本人だったら、一発で気付かれてしまうだろうがね〜)、それにしてもこの話はカレーの持ち味を実によく著わしている一本だと思う。 当たり前の話だが、カレーは刺激が強いことがウリの料理だ。もともとスパイスってえのは、大航海時代に肉の保存や臭みを取り除くために使われた食材だ。使い過ぎれば食材の持っているものを真っ赤に、あるいは真っ黄色に塗りつぶしてしまう。 そこであっしが考える、インドカレーを作る上でのポイントを申し上げよう。ま、カレーに関しちゃ、あっしも素人に毛が生えた程度のもんだが、そんなに間違ってはいないと思う。 おひとつ参考にしておくんなせえ。 |
||
![]() |
||
|
||
| Presented by 食材仕入ドットコム All Rights Reserved. Copyright© 2006, Food's-Foo 推進機構All Rights Reserved. |