| 掲載日:2006年10月04日 |
|
||
| キーマカレーでキーマりだね〜 | ||
| ご好評の「かれーな印度カレーを召し上かれー」も、早いもんで次回でとうとう30回目。今までもイタリアンだの野菜だのと、けっこう水産物以外の食材を取り上げてきたが、これからもますます分野にこだわらず「医食同源」をテーマにお話できるなあ。カレーシリーズのあとは、いったい何を聞かせ倒してやろうか、あっし自身ワクワクしているところだ。 さてさて、今回のレシピは挽き肉と卵を使ったキーマカレー。ここんとこ前々回までは、野菜を中心にしたデトックス系の食材の話が多かったが、今回はどっしりと食べごたえのあるキーマカレーを取り上げてみよう。 キーマってえのはヒンディー語で「細かい物」という意味で、挽き肉そのものを指す言葉だ。最近じゃキーマは、インド料理以外のスタンドカレーやレトルトカレーでも見かけるように、だいぶ一般的になって来たメニューだ。 |
||
![]() |
||
| 挽き肉は安くて扱いやすいので、ハンバーグをはじめ中華の肉団子、ミートソースやメンチカツ、スコッチエッグにロールキャベツなど、若い人やお子さまに人気のメニューが多いが、まさにキーマもその通り。挽き肉にスパイスが必須なのは、みなさま周知だろうが、今回のレシピは4段階に分けてスパイスを入れるのがミソさね。 使うスパイスの種類は多いものの、フライパンひとつでできてしまうから、レシピそのものはシンプルなもの。クミンやターメリック、レッドペッパーなどはもちろんだが、ミートソースで使うベイリーフや、ハンバーグに不可欠なナツメッグなど、日本の洋食でも多様される香辛料を使うから、より親しみのある味わいになるってモンだ。 インドらしい奥の深い広がりある香りがたまらないキーマカレー。キーマは北インドで一般的な料理だが、前回同様、卵をはじめトマトやヨーグルトを加えた、マイルドなベンガル風のレシピを採用しやした。 もちろん本国インドじゃ、牛肉も豚肉も食べない人が多いため、合挽き肉はあり得ない。もちろんマトンの挽き肉を使えば、より本場に近い味になる。 どうぞ、試しておくんなせえ。 |
||
![]() |
||
| ナツメッグは胃薬か、媚薬か? | ||
| さーて、久々にスパイスの話になるが、このナツメッグってえのは、ハンバーグに欠かせない香辛料として有名だ。おそらく玄人のみなさんも挽き肉料理のお供として、ナツメッグをお使いになった経験は多いだろう。 ナツメッグは和名を「ニクズク」といい、漢方など生薬として利用されている。香辛料がおもに漢方薬の材料として広く使われているのは有名だが、中でもナツメッグは原産地のインドネシアのモルッカ諸島原産でも、最初は薬として用いられてきた経緯がある。 ニクズクの木から採れた実の種子がナツメッグで、その皮がメースと呼ばれるスパイスになる。どちらの香りも効力もよく似ている。 |
||
![]() |
||
| ナツメッグは消化を助け、腸の働きを整えるので、健胃漢方薬には必ず使われていると言われており、湿疹やリュウマチの治療薬としても評価されてきたそうだ。加えて、媚薬としても有効だそうで、元気のないお父さんが奥様を喜ばせるにも効果あり、だそうだよ。へへへ(もっとも一度に大量に摂り過ぎると、頭痛や吐き気、腎臓・肝臓障害などの副作用を起こすことがあるので注意。もちろんスパイスとして使う程度には、かえって健康効果がある)。 まあ湿疹やリュウマチ、媚薬の効力がどの程度のものかはわからないが、ナツメッグが消化を刺激し、消化器官の感染を治療するのに効果的なのは確かだ。もちろんナツメッグの持つ清涼感のある甘い香りが肉の臭みを消してくれるのだが、それだけでなく挽き肉のように、食べ過ぎると胃もたれする食材にはピッタリの香辛料ってワケなのさ。 また肉だけでなく卵や魚とも相性がよく、甘い香りはケーキやお菓子にもよく使われる。少量用いるなら、どんなものにも使えるスパイスだから、食べ過ぎ注意の食欲の秋には、是非とも使って欲しいスパイスだな〜。 |
||
![]() |
||
| キーマカレーというと、東京は西麻布にある嶮暮帰(けんぼっけ)のものが有名だ。タージグループで腕をふるったシェフが出す濃厚な北インド料理と、もちもちのナンは一度は口にしたいもの。これから、ちょっくらつまみに行ってやるとするかね〜♪ さーて、時間がきやがった。 それじゃお客さん! 次回をお楽しみに。 |
||
|
|
| Presented by 食材仕入ドットコム All Rights Reserved. Copyright© 2006, Food's-Foo 推進機構All Rights Reserved. |