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水産物 医食同源
かれーな印度カレーを召し上かれー♪ その28
掲載日:2006年09月21日
 
たまごクン まいど、まいど、イダテンのゲンさんです!
 お客さんがた。先日、NHKでやっていた「マグロが食卓から消える?」という番組は御覧になったかい? あのあと、あっしのモトには「本当はどうなんだい」なんて質問が相次いで、答えるのに大童だったが、たしかに日本人なら誰しもが気になる話さね〜。
 まあ実際に、これからマグロの価値が上がっていきそうな雲行きがないでもない。ただ、あっしに言わせると、あの番組がすべてだと思われるのも困ったものだ。
 もちろんさすがはNHK。よーく取材はしていたものの、あっしらサカナの関係者から見ると、いくつか大きい部分がスッポ抜けていたことも確かだ。
 え、その大きなブブンっていったい何だって? 
 へっへっへ、そいつは企業秘密ってモンさ。ともかくもマグロに限らず食材の調達についちゃ、みなさまの期待を裏切らないように手をまわしている最中だ。
 来月からは、スイサンドンヤ・ドットコムさんも大変革を行う。今から、お客さまがたが喜んでくださる姿が、この白髪アタマにはよーく見えるってもんで、今後ともよろしくお願いいたしやすよ!
  当たり前だが、卵が主役のエッグカレー
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   今回のレシピは、カレーと相性抜群の卵・・・エッグカレーを取り上げてみよう。
 インド人も卵が大好き。エッグカレーはもちろんだが、イギリス植民地時代の影響でボイルドエッグやオムレツなど、おもに卵はイングリッシュ・ブレックファストの主役として朝食で頻繁に用いられる。中級以上のホテルでは、朝食にはインド式のカレーを使ったものと、英国式の朝食とが分けて出されており、ちょっとした朝の楽しみになっている。
 インドのゆで卵を剥いて驚くのが黄身の色だ。色が薄く、黄身というよりグレーに近い。別に古くなってるワケではなく、もとからこういう色なんだな。味もそんなに日本の卵に遜色があるわけじゃない。インドの鶏は白色種よりも、名古屋コーチン※1に似た赤玉鶏が主流だ。おそらくグレー身の卵は、そんな茶色の羽をした鶏から生まれたものなんだろう。
 食べた感じは淡白で、ゆで卵やプレーンオムレツで食べるよりも、タマネギやスパイスなどの具材を入れたスパイシーオムレツの方が、より素材の持ち味に合った感じがする。
 インドでも日本でも、卵はカレーにとって最高のパートナーではあるんだが、わが国ではあくまで副菜として扱われる場合が多く、主役になることはそう多くない。
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   だが、どなたさんもご存じなように卵って素材は栄養満点な上、調理さえ間違わなければ、こんなに美味なものはない。あっしのような食材の乏しい時代に生まれ育った人間にとっちゃ、なおさらだね〜。
 物価の優等生と呼ばれ、今でこそ安く気軽に使われる卵だが、オムレツにせよ卵焼きにせよ、これくらい玄人と素人の腕の違いを見せつけられるものはない。オムレツなんて、本当に美味しいものを出せるまでには、少なくとも1000皿以上焼かないと一人前じゃないそうだ。誰でも作れる料理ではあるが、簡単に素人が上手にできるもんじゃないってことさね。
 だが、あえて今回は誰でも簡単にできる、ゆで卵を主役に添えた「ベンガル風エッグカレー」をご紹介しよう。玄人のみなさんには物足りないかもしれないが、作り方は簡単! 例によってフライパンひとつで出来てしまうシンプルなものだ。茹で卵にしっかりした味をつけるのを忘れずにな〜!
   
※1 名古屋コーチンの原種は東南アジア種。コーチンという南インド・ケララ州の都市と同じ名から考えると、インド原産の鶏ということも考えられるが不明。
   
トマトの酸味が卵の風味を引き立てる、さっぱりめのカレー「アンデ・キー・カレー」
大好きアチャールくんっ!
  卵は体にいいぜ!
   ところでメタボリック症候群におびえる中高年のお父さんがた! コレステロールを気にして卵はしばらく食べてない、なんて方はいらっしゃらないかね? 近頃じゃ中性脂肪を気にするお父さんばかりじゃない、貧血ぎみのお嬢さんまで、卵を口にしないなんて方もいるそうだが、いやはやあまり意味のない話さね。
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   実はこのコレステロール悪玉説ってのは、なんと100年くらい前の学説だ。それが草食動物のウサギにコレステロールを大量に与えて、動脈硬化が起こったという実験結果だっていうんだから呆れたもんさね。人間のように肉も野菜も食べる雑食動物に、ウサギの実験結果がそのまま当てはまるかどうかってえのは、はなはだギモンだが、現在の学説でも眉唾ものに考えられている。そいつを未だに知らないご仁が多いのは困ったことだ。
 あのベーブルースが、一日に卵を何十個も食べて早死にしたのも、卵悪玉説を助長させたんだろう。そりゃ、そんな極端な食事をしてたら長生きはできんわな。いやはや卵さまにとっちゃ、ハタ迷惑な話さね。
 実際に卵ってえのはビタミンCを除く、ほとんどの栄養素を持ち合わせた完全食品だ。なんせ、ヒナというひとつ個体に必要な栄養素がすべてそなわっている。そんな食い物が体に良いのは、フツーに考えれば当たり前の話なのさ。
  冤罪のコレステロールくん
   間違えてもらっちゃ困るのは、コレステロールってえのは脂質の一種で、人間はもちろん、動物が生きていく上で必要不可決な栄養素だってことさ。とかく悪者扱いされるコレステロールくんだが、細胞膜を作る上で大切な成分で、コレステロール値が低くなると血管が破れやすくなったり、免疫力が低下するなどの弊害が出てくる。赤ちゃん用の粉ミルクには、わざわざコレステロールが加えられているほど、人間の成長や新陳代謝には必要なものなんだ。
 さらにコレステロールは、人体では脳・神経系、筋肉など、実際に人間の体を動かす部位に多く蓄えられる。つまりは、そこには体に見合うだけのコレステロールが必要だってことなんだ。
 どうも人間ってえのは、「体に良い」「体に悪い」って言葉に弱い。コレステロールなどの脂質は、たしかに体内で多くなりすぎると都合が良くないが、足りなければ体調不良の原因になる。反対にコレステロール値が低すぎるとガン発生率も高くなる、なんて説もあるくらいだ。
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   また、よく言う悪玉コレステロール(LDL)や善玉コレステロール(HDL)という呼称も間違いのもとで、実はどちらも人間の体には必要なものなんだ。つまり、血管など各組織に必要なコレステロールを運ぶものを、俗に悪玉と呼び、余分なものを肝臓に回収するものを善玉と呼んでいる。だから運び役のLDLは悪玉、回収役のHDLは善玉というリクツだな〜。どちらも人体になくてはならないものなのに、善玉、悪玉と呼んでいるのは妙な話さね。
 ともかくも卵の中のコレステロールは、よほど高脂血症などによる病気を持つ人でない限り気にすることはない。ましてや今回のカレーレシピはトマト&タマネギたっぷりの健康メニューだ。どうぞ安心して食べておくんなせえ。
 さーて、これからあっしは赤坂のジャイプールで、卵とチキンのカレーでもいただいてくるかな〜♪
 それじゃ、お客さん! 次回をお楽しみに!
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