| 掲載日:2006年05月24日 |
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| インドのスナック、サモサをご存じかい? | |||||||
| 最近は西麻布や赤坂やらで、インド料理をベースにしたダイニングバーを見かけるようになった。あっしも先日、お客さんに誘われて行ってきたばかりだが、味も雰囲気をわるくない上、そんなに高くない。 そんなところで今回は、カレーではなくインドのスナックとやらを取り上げてみよう。もっともダイニングバーと言っても、中身はまるっきりのインド料理屋で、厨房スタッフもみなインド人だ。いわば洒落たインテリアで、インド料理をスタイリッシュに出す店かな。 |
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| ただダイニングバーと言っても、もともとインド料理は、そんなにアルコールと相性が良いわけじゃない。スパイスもアルコールも食欲を促す効果があるんだが、酒が体内にまわるのをスパイスが促進させるのか、むしろ両方の効果を相殺するところがある。インド料理は、ある程度飲み食いすると、酒も食事もピタリと止んでしまうことが多いのさ(それはそれで健康効果があるんだろうがね〜)。 もちろんお店の方じゃ、そんなことは先刻承知なんだろう。インド風ダイニングバーでは、辛さやスパイス控えたメニューを多くするとか、ワインに合うように欧風な味付けにするなどの工夫をしているようだ。 そんな中、そのまま酒の肴として持ってこられるインドの料理が、今回ご紹介するサモサのようなスナック類だ。 なんせインド人は揚げ物が大好物。町のあちこちで、屋台やらスタンドが所狭しと立ち並んでいて、サモサやプーリー、パコラ※1など、さまざまなスナックを新聞紙にくるんで売っている。日本で言えば、縁日のたこ焼きみたいなもんで、目の前で加熱して出しているから、食べてもお腹をこわす心配はない(ただし、付け合わせのタマネギなど、生野菜を食べたらその限りじゃねえよ。インドに行ったら、火の通ってないものはくれぐれも口にしないでおくんなよ)。 |
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インドの大衆食堂なんて怖くって食べられない、なんてご仁も、屋台のスナックなら比較的安心だ。サモサが1個8円とか10円という安さなのもうれしい話さね。 そんな大衆料理も出し方をちょいと変えれば、小洒落た逸品に生まれ変わる。最近では、お好み焼きやもんじゃ焼きをダイニングバー風にして出す店もあるわけだが、考えてみれば寿司だって江戸の昔はファストフードだったんだ。 みなさんのお店も、こうした屋台料理に工夫を加えてお出ししてはいかがかな? 家庭で作るには手間がかかりすぎるが、みなさま玄人衆には御茶の子さいさいのはずだよ。 蒸し暑くなるこれからの季節、ビールや酎ハイのお供に最高! どうか、おひとつ試しておくんなせえ。 |
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| 餃子、旅してサモサとなる | |||||||
| サモサってえのは、その形を見てもわかるように、おそらくは中国の餃子をルーツにした食べ物だ。北京にはサモサそっくりな三角形の揚げ餃子があるし(中国で一般的なのは水餃子)、ネパールやチベット地区ではモモと呼ばれる、具に羊を詰めた焼き餃子がある。あの辺りは、ちょうどインドと中国の境目になるわけで、多分なんかのきっかけで中国からインドに餃子が渡ってきたんだろう。 年間を通じて蒸し暑いインドでは、餃子もスパイスの効かした揚げ物になったというわけで、所変われば品変わるってことだろうな。 ところで揚げ物をこよなく愛するインド人だが、普段家庭の食事でサモサやパコラが出されることはほとんどない。日本人が普段、家庭の食事にお好み焼きやタコ焼きが出ないのと同じだな(大阪の事情は知らないがね)。揚げ物などのスナック類はナシュタと呼ばれ、ティータイムから夕方の軽食に、大勢集まって食べる時に人気の食べ物なんだそうだ。 |
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逆にインド人が日本に来た時に人気のある食べ物は、天ぷらにトンカツ(イスラム教徒は食べないがね)、それに柿の種だそうだ。また、西洋人が好きな日本食は焼き鳥に照焼きだそうで(寿司は別格だがね)、このあたりは、食による文化の違いが見えかくれして面白いところさね。 さて、西麻布には何件かのインド風ダイニングバーがあるが、あっしが行ったの「Utsav(ウッサヴ)」という、焼酎や日本酒も置いてある店だ。カレーも酒に合うようにできているが、ムンバイ風のエビ料理などはけっこうレベルが高い。値段は普通のインド料理屋とほとんど変わらないので、興味のある方は、行ってやっておくんな。 さーて、時間が来やがった。 それじゃ、お客さん。次回をお楽しみに! |
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