| 掲載日:2006年03月22日 |
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| ビーフカレーにインド人もびっくり?! | |||||||
| てなワケで、今回はスイサンドンヤ・ドットコムさんの「牛肉大特集」に合わせて、ビーフカレーを取り上げてみよう。 もっとも、そのビーフカレーとやらが本場インドにないのは、みなさまご承知のことだろう。宗教上の理由で、インドには牛肉食べるという習慣がないからな〜。 以前に其の四でもお話したが、もともとインドは仏教発祥の地だ。当然ながら、仏教の母体・ヒンドゥー教にも不殺生の考え方があり、おのずとインドはベジタリアンの多いお国柄になっている。 中でもインドにおいて、牛は神聖な動物に位置づけられている。ヒンドゥー教※1の最高神シヴァが「ナンディン」と呼ばれる牛を乗り物にしている、というのがその理由だ。なんせ、神さまの乗り物だ。インド人にとって牛肉を食べることは、大切にしているワンちゃん&ニャンちゃんを肉にしちまう以上のモンなんだよ。 |
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| もっともあっしに言わせれば、「牛が神さまの乗り物だから食べちゃいけない」ってえのは4000年前に出来た後づけの理由だ。なんせ牛って動物は、古今東西を問わず、実に人間にとって都合の良い生き物であり、富のシンボルだったからな〜。 牛は草を食べるだけでミルクを出すし、歩けば田畑を耕す動力になり、糞を放り出せば、そいつが肥料や燃料になって生活を支えてくれる。そんな有難いお牛さまを殺して肉にしようなんてえのは、金の卵を生むニワトリを絞め殺しちまうようなもんだ。 おそらくは、そのことが、インドでも牛肉禁忌の一番の理由だったのだろう。 ローマ時代のイタリアでも牛を勝手に殺せば罪に問われたというし、現在でも酪農が盛んなインドで牛は特別な存在だというわけさ。 |
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| 本場にはない、本場のビーフカレーでい! | |||||||
牛がまだ畑を耕す動力源だった時代、安定した飼育が難かしかった時代は、牛肉を食べることはままならなかった。肉食と思われてる欧米諸国だって、今のように誰でも肉が食べられる時代は、そんな昔からの話じゃない。もちろん日本におけるビーフの歴史も、周知のようにごくごく最近の話。だが、以前にも申し上げたように、牛肉そのものの歴史は明治以前からあったのさ。肉は力がつくんで、権力者たちは自分たちだけで肉を食べ、庶民には禁じていた経緯がある。近江牛などはその典型で、なにせ将軍さまに献上されていた歴史があるくらいだ。 つまり日本の牛肉ってえのは、食文化として成熟した歴史を持っていたわけさね。 そんな意味でビーフカレーは、日本における肉文化の4番バッター。 今回はインド式にこだわらず、市販のルーを使っても美味しいレシピをご紹介した。お試しいただければ有難えってなもんでさあ。 |
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| クローブ、カルダモン、シナモン、ブラックペッパー! | |||||||
| スパイスに詳しい玄人さんはお気づきかもしれないが、今回はじめてあっしがレシピに用いたスパイスが4つある。何だかおわかりかい? ゲンさん。そいつは、クローブにカルダモン、そしてシナモンとブラックペッパーだろうって? お客さん! 大当たりだよ、さすがだね。 |
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| そう。これら4つのスパイスはどれも芳香が個性的で、ブラックペッパーを除いては、単独で使うと薬臭く感じるという特徴がある。だが肉料理において、味的にも栄養的にも、こいつらはバツグンの効力を発揮するんだ。 今まであっしが、この4つのスパイスを封じてきたのは、チキンや野菜では芳香が強過ぎて、スパイスに素材が負けてしまうからなのさ※2。本国インドでもラムやマトン、一部の魚介類などにポイントで使用されるスパイスと考えて良いだろう。 |
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甘いバニラ臭のするクローブは、ウスターソースなどトンカツソースの原料にもなっていて、ハンバーグやミートソースなどにも相性が良い。カルダモンは清涼感のあるスパイスで、いくぶん樟脳に似た香りがある。 シナモンは京都の八つ橋などに使われるニッキと呼ばれるスパイスで、正倉院にも保存されているという、日本には馴染み深い香辛料だ。甘味を引き立てる香りで、アップルパイなどには欠かせない。 そして、言わずと知れたブラックペッパー。 この4つは油との相性が良いので、最初のカレーベースを作る段階で丸のまま入れておくと、より香りが楽しめる。 粒の食感が気になる方は、ミキサーかミルサーで砕いてから使うと良いだろう。 この4つのスパイスについては、もう少し詳しく話したいところだが・・・さてさて、時間が来やがった! それじゃ、お客さん。次回をお楽しみに! |
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