| 掲載日:2006年03月8日 |
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| 女性の味方、お豆のカレーはいかがかな? | |||||||
| さてさて、今回の華麗なレシピ編。前回に引き続き、インド大衆の味&野菜カレーの定番として、「チャナ豆のカレー」をご紹介しよう。 よく「1日1回、豆とイモ」なんてことを言うが、お豆さんもおイモさんも体によろしいのは、みなさまご承知のことだろう。もっともあっしの若え頃は、こいつらを食うと屁が出るってんで、敬遠するご婦人が多かったもんだが、最近は誰もそんなことを言わないみたいで、まあ結構なことさね。 |
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| 豆類や芋類を食べると転失気※1が出るってえのは俗説だが、お通じに良いのは間違いない。ご婦人がたはこの素晴らしい食材をせっせと食べて、より美しくなってほしいもんだねえ(もっとも全般に女性は、豆やイモのようにホクホクした食材を好むようだ。あっしなんぞが、言われなくても食べてくれるだろうがね)。 また豆は便秘に良いだけでなく、「畑の肉」と呼ばれるほどタンパク質が豊富で、文字通り体を作る食材だ。ベジタリアンの多いインドでは、主なタンパク源が豆か乳製品に限られるわけで、体に有難い食べ物と言えるだろう。 ところで、インド女性には便秘が至極少ない。もちろん衛生面から下り腹になることもあるだろうが、クリーンな環境に暮らしてる人でも便秘は少ないわけだから、やはり豆やイモをタップリ摂る食生活は大きい。 美しい肌への早道は便秘の解消にはじまる。よく食べ、よく動き、よく出せば、人間ってえのは自然とその表面にも輝きを増してくるもんさね。 |
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| 世界に広がるチャナ豆の輪 | |||||||
インドで食されてる豆の中で、チャナ豆はもっとも一般的なもののひとつであり、日本で言えば大豆にあたる存在だ。上のレシピ・イラストを見ればおわかりだが、日本ではその形からひよこ豆と呼ばれている(もっとも、玄人のみなさまは別にして、一般的にひよこ豆と聞いてピンとくる方は少ないだろう)。 日本ではまだ馴染みの薄いチャナ豆だが、西アジアから地中海沿岸から南北アメリカと、世界中で広く食されている豆で、イスラエルでは「小さい鼻」、エジプトでは「鷹の顔をした豆」。イタリアではエジプト豆。北米からスペイン語圏ではガルバンゾーと、さまざまに呼ばれている。ま、このコーナーはインド料理なのでチャナ豆で統一だ。それに、最近ではチャナ豆かガルバンゾーのどちらかで呼ばれることが多いようだからね。 チャナ豆は固くて煮込むのにやや時間がかかるけど、固めに煮ればナッツに似た味わいを――柔らかく煮込めばホクホクした味わいを楽しめる、実に旨〜いお豆さんだ。 また、同じレシピで黒豆やインゲン豆を使ってみても味わい深いものになる。ともかくも美容と健康に最適なお豆さんを使ったカレーだ。どうぞお試しになっておくんなせえ。 |
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| 野菜カレーにはクミンが合うぜ! | |||||||
| ポテトボールのカレーにしても、チャナ豆のカレーにしてもそうだが、野菜カレーというのは、総じてあまり沢山の種類のスパイスを用いない。 双方のレシピを見てもわかる通り、使用しているスパイスは、クミンにレッドペッパー、ターメリック、コリアンダーにガラムマサラの5種類と、すこぶる少ない。それだけにスパイスひとつひとつが果たす役割は大きく――中でも、香りに関してもっとも重要な役割をなしているスパイスは、何と言ってもクミンなんだ。 |
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| そう。カレーがカレーたる香りを醸すのは、クミンの力に他ならない。クミンの香り=カレー粉の香りと言っても過言ではないんだよ。 この特有の香味成分がクミナール、またはクミンアルデヒドと呼ばれるもので、こいつが「ああ、インド!」と思わせる独特の香りの正体だ。ただ、クミンは単独で使うと日本人には少々匂いがキツすぎる。ヨーロッパ人はソーセージやチャツネ、ピクルスに単独で用いるが、日本人にはそれが薬臭く感じてしまう傾向があるようだ。 |
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その点、カレーって食い物は、香りのバランスが実によく考えられている。クミンにレッドペッパーやターメリックなど、ほんの数種類のスパイスと併用するだけで、クセは緩和され、逆に食欲を増進させる魅力的な匂いに変化してくるんだ。スパイスで使われる場合、クミンはシードとパウダーに使い分けられる。シードはやや苦みに加え、舌に残る感触があるので、はじめて使う方はパウダーだけでも良いだろう。 余談ながら、クミンと形のよく似たスパイスで、キャラウェイとアニスというのがあるが、香りも用途もまったく異なるので、間違えないでいただきてえもんだ。 さーて、時間が来やがった! それじゃ、お客さん。次回をお楽しみに! |
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