| 掲載日:2006年02月08日 |
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| ホウレンソウのカレーはいかが? | ||
ご好評のインド料理のレシピ編として、今回はホウレンソウのカレーを取り上げてみよう。こいつは日本にあるインド料理店でも、行けば必ず置いてある一品だが、本国インドでは北部を中心に広く食されている料理でもある。最近は、日本でも知られるようになった一品だが、タイ式のグリーンカレーと間違える人も少なくない。だが、タイ式グリーンカレーの緑は、青トウガラシをベースにコブミカンの皮、レモングラスなどで色づけしたものだから、まったくの別物・・・青トウガラシで色づけされてるいるため、すこぶる辛いのが特徴だ。 一方でインドのホウレンソウ・カレーは周知のように左程辛くない。濃いグリーンをしているのは、ホウレンソウが煮込まれて濃縮された上に、スパイスの色が加わったものだ。ターメリックの黄色とレッドペッパーの赤、そしてコリアンダーとクミンの茶色が加って、濃いグリーンに仕上がるってワケさね。 あっしが、はじめてインドでサグ・パニール(ホウレンソウとインドチーズのカレー)を出された時には、こちとらカレーってえのは茶色いってアタマがあるから、ちょっくら戸惑った覚えがある。ともかくも、びっくりするような緑色だからな〜。 だが食べてみれば、なかなかどうしてイケるじゃないかってんで、インドにいる間にけっこうヤミツキになったもんだ。人間ってえのは、いったん「何だこれは?」と思ったものを好きになると、クセになることが多いけど――あっしの場合、このホウレンソウのカレーはそうだったな〜。 てなワケで、ちょっくら「ホウレンソウとチキンのカレー」のレシピをご紹介しよう。なにね、ポイントはホウレンソウとショウガ、水をミキサーにかけるだけのことなんだけど、手順を知らないとなかなかできない料理だ。 パーティーに出せば、「おっ」と思わせる嬉しい一品で――そんなに作り方は難かしくはないもんで、どうぞ試してやっておくんなせえ。 |
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| サグ・パニールはいかがかな? | ||
| 上のレシピではチキンを用いたが、ホウレンソウのカレーは地域によってさまざまな具材が用いられている。 一般的にインドで使われるホウレンソウカレーの具材は、実はチキンではなく、パニールと呼ばれるカッテージチーズで、こいつは先程も申し上げた通り「サグ・パニール」と呼ばれて親しまれている。ただインドでもパニールを使った料理は毎日食べられるものじゃなく、お祝いの時に出されるご馳走として喜ばれる食材だ。 |
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| こいつは牛乳とヨーグルトにレモンを加えて分離させたインドのチーズなんだが、大量の牛乳から少ししかとれないのに加え、やや手間がかかるのと、失敗すると分離して捨てるしかなくなるという難点がある。 今回、ご紹介したレシピに鶏を使ったってえのも、そんなワケなのさ(まあ、玄人のみなさんは失敗なんかしないだろうが、読者には素人衆も少なくねえんで、真っ平御免なすっておくんな。パニールのレシピはいずれ別の機会のご紹介するからよ)。 |
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| ホウレンソウは強い素材がお好き? | ||
| チーズと言っても、パニールはまったく熟成させないのが特徴だ。水とタンパク質に分離させて、重石をのせて固めるところは、豆腐の作り方によく似ており、やや食感も近い。ただし、パニールの場合は、乳脂肪分8%を超えるインドの牛乳だからこそ美味しく、その点は大きな違いでもある(だから日本にあるインド料理店は、みんな牛乳に生クリームを混ぜてパニールを作っているんだよ)。 | ||
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| 実はあっし、ホウレンソウのペーストに豆腐を使った「サグ・トーフ」なるものを作ったことがあるんだが・・・うーん。食えないこともなかったけど、あんましみなさんにオススメはできないなあ。 なぜって、ホウレンソウ・ペーストの濃厚な味に対して、豆腐は淡白すぎるんだな。その上、豆腐から余分な水分が出てしまい、ソースの味を薄めてしまう難点がある。ホウレンソウのカレーは、あまり汁気が多いと美味しくない。本国インドでも高級店に行けば行くほど、こってり感が増していくくらいだからね。 |
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同じホウレンソウのソースでも、北ではラム肉や鶏レバーを入れたり、南西部のムンバイではエビを入れたりと、地方によって食べ方はまちまちだが、いずれにせよ味のしっかりした素材が多いようだ。ともかくも、ホウレンソウは栄養満点。ま、鉄分に関しちゃ、思われてたほどでないそうだが、鉄を吸収する補助栄養剤になる葉酸が多く含まれているんで、結果的に貧血を防ぐ効果はあるそうだ。そんな意味では、ホウレンソウとレバーのカレーなんてえのは、理にかなっているのかもしれないよ。 さーて、時間がきやがった。 それじゃ、お客さん! 次回をお楽しみに! |
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