| 掲載日:2003年03月19日 |
|
||
| まずは茶巾寿司からいってみよーか! | ||
| 好評「食いねえ、食いねえ、寿司食いねえ!」も、いよいよ6回目になるなあ。前回は玉子焼きと光りもののネタ・コハダの話をしたが、今回はちょっくら趣向を変えて、まずは、茶巾寿司の話からはじめよう。 なにね、別に理由があるわけじゃねえのさ。おとついくらいだったかな。茶巾寿司とちまき寿司をいただいたもんでな。それがけっこうイケたんで、今回は握り以外の寿司をとりあげてみる気になったのさ。 昔、東京は赤坂に「有職」って茶巾寿司の店があったのを知ってるかい? ここは大正の中頃からの老舗だったんだが、残念なことにバブルの時期に妙なことになったらしく、残念なことに何年か前に店をたたんじまったのさ。 ところが、そこの職人さんたちが溜池山王のあたりに店を出したんだ。店の名は「福鎚」と言ったかな…。そこの茶巾はその時の「有職」のものにくらべると、時代に合わせてひと回り小さく、味も甘めに変わっていたが、なかなか上品な味でな。ああ、たまには茶巾寿司もいいなって思ったわけよ。 さて、「茶巾」てえのは点茶の時、茶碗をぬぐうのにつかう布のことだ。いわば、お茶の道具だなシイタケのみじん切りやカンピョウ、もみしだいた海苔を酢飯に混ぜ、それを大きな団子にして上にエビをのせる。 こいつを薄焼き玉子で茶巾のようにくるむから「茶巾寿司」って呼ぶんだな。仕上げは細い昆布を帯にして、開かないように結んで出来上がり。 1〜2個食べれば腹いっぱいになるボリュームだが、それなのに実に上品なもんだ。 昔は赤坂あたりで遊んだ旦那衆が手みやげに買っていたもんで、あっしも景気の良い時にはみやげに持たされてずいぶん食べたもんさ。 ああ! こないだの茶巾寿司もたいへんに旨かったけど、あの「有職」とまったく同じものも、もういっぺん食べてみたいモンさね。 |
||
| 茶巾寿司は温故知新から? | ||
|
|
さて、茶巾寿司は東京・赤坂生まれだが、どうやらそのルーツは関西にあるらしい。 それというのも、京都の医者が書いた「名飯部類」という本の中には、茶巾寿司とよく似たレシピがある。 「鶏卵のカラをとり、黄身と白身を分かち、磁器に入れ、よくかき混ぜて溶き、黄身、白身別々にして薄焼きにし、飯、具を置き包むこと茶巾のごとし」
まあ、これを読むかぎりでは茶巾寿司のルーツは関西にあると考えても良いのだろう。 |
|
| ガルム寿司はいかが? | ||
寿司からはちと話は逸れるけど、イタリアじゃ最近、ガルムっていうローマ時代の調味料…いわゆる魚醤なんだが、こいつが復活してきたらしい。 |
||
| 醤油は地上最強の調味料? | ||
|
|
まあ、ガルムだ、ナンプラーだ、ニョクマムだと言っても、あっしが考えるところ地上最強の調味料のひとつは醤油につきるだろう。 |
|
| ネタによって違った寿司の調味 | ||
| 何でも、大正12年(1923年)の関東大震災の前までは、ネタによってシャリに色々混ぜ物をしていたそうさ。
たとえば煮イカは細かく刻んだショウガを酢飯にまぶす。
なんて具合さ。 |
||
| つけ醤油は二度ヅケ禁止? | ||
| これで前回も言ったけど、寿司くらい食べる時の能書きが、あれこれ多い食い物もない。 |
||
|
|
| Presented by 食材仕入ドットコム All Rights Reserved. Copyright© 2006, Food's-Foo 推進機構All Rights Reserved. |