| 掲載日:2002年11月26日 |
|
||
| 今や"susi"は国際語でえ! | ||
| さーて。こないだあっしは、青山にあるカルフォルニア・キュイジーヌとかを出す店に行って、スシの創作料理とやらを食べてきた。 …何だって? ゲンさん、ガラでもない洒落た店に行くってか? へへ。見損なっちゃ、いけねーや。このイダテンのゲンさんは、その昔、アメリカでいちばんはじめにスシを持ち込んだ男のひとりだぜ。昔はボストンマグロのブルーフィンを、そりゃあずいぶんと買い付けたもんだ。まだ日本に紹介される前から、あっしはカルフォルニア・キュイジーヌ食べてるんだぜ。 当時はカルフォルニア・ロールを食べて、『おいおい、アメリカ人ってえのは、ずいぶん外道なスシを作りやがるな』と呆れたもんだが、近頃はそいつらも格段の進歩をしたもんさ。これで、逆輸入されてくるスシは、意外とバカにできないものも多くなった。 その店のシェフは、カルフォルニア出身の日系3世なんだが、まったく料理ってえのは、99%のたゆまぬ精進と、1%の持って生まれた舌につきるよな。お相撲さんに外国人の横綱がいるように、寿司だって決して日本人だけのモンじゃあねえ。いやはやどうして、アメリカ人の味付けもあなどれないぜ。 そこで出されたマグロ大トロのタルタル風カクテルや、赤身やカツオ、ホタテの表面をサッと炙った寿司ライスなんかは、まったく絶品だったなあ。寿司にバルサミコ酢や柚子胡椒なんかを添えてあり、それが鴨のコンフィとかフォアグラみたいな西洋料理と合ったりするんだよ。ホントに柚子胡椒だなんて、どこのどいつが、どこでどうやって吹き込んだのかな? メリケンのヤツらもよく勉強してやがるもんだぜ。 いつもは日本酒しか飲まないゲンさんも、寿司に赤ワインを合わせていただきやす! …てなもんだ。もちろん、マグロやホタテはスイサンドンヤ・ドット・コムさんの仕入れだぜ。 まったく海のモンってえのは、元気のモトだよなあ! あっしはアメリカの旨い寿司も、おかしななスシも食べてきてるが、ここ数年の進歩たるや、そりゃあたいしたモンさ。ロサンゼルスやニューヨークみたいに日系の多い場所はもちろんだが、それ以外にも"susi"はパリ、ロンドン、etc……今やスシは世界のありとあらゆる大都市に軒を並べる国際食に進化したのさ。 ……てなワケで、今や国際食となった「寿司」の話を聞かせ倒してあげやしょう! 何回かに分けねえと、とてもとても話きれねえから、楽しみにしておくんなせえ。 |
||
| カタログ『寿司ねた一覧』をご覧なせえ | ||
|
|
とりあえず、スイサンドンヤ・ドット・コムさんのカタログp42〜45を開いておくんな。旨そうな寿司ねたがズラリと並んでいるだろう? 水産物にとって寿司というのは、もっとも重要なアイテムなんだが…見ておくれよ。この充実したラインナップを! マグロに車エビ、ボタンエビ、甘エビ、イセエビ、赤貝、ホタテ、トコブシ、ズワイガニにカニミソ、イカ&タコ、アナゴ、サーモン、エンガワ、イクラ! 軍艦巻き用の珍味も目白押しで、このカタログひとつで寿司屋が開店できちまうバラエティだ。事実、お客さんの中にはお店の寿司ネタのほとんどを、スイサンドンヤ・ドット・コムさんから仕入れているなんてトコも少なくねえ。 そんなスイサンドンヤ・ドット・コムさんのネタは世界中のあらゆる場所から、あっしらが死ぬ思いで仕入れてきたモノばかりだ。中には、はるばるテロリストの本拠地の近くまで買い付けに行って、新鮮なサカナを手に入れるんだ。 そうやってあっしらサカナ屋たちが危険な思いをして、安全で美味しい『寿司ねた』を世界中から仕入れてみなさまのお店にご提供するんですぜ。 |
|
| 「寿司」は子供がいちばん好きな食べ物でえ! | ||
さて、昔から子供の好きな料理は、時代を象徴する鏡と言っていいだろう。 寿司が子供に人気となったいちばんの理由は、回転寿司の台頭などで、昔に比べてずっと身近な存在になったことだろう。 |
||
| お寿司は1日にしてならず | ||
|
|
だがよ、回転寿司といってあなどるなかれ。外国じゃあ回転寿司は当たり前で、それもけっこうな高級店だったりする。また近頃じゃ、日本でも雰囲気も品質もかなりのレベルに達している回転寿司屋も珍しくない。 |
|
| スシのルーツは2400年前から? | ||
| スシのはじまりには諸説ある。吐蕃(とばん)…つまり今のチベットにあたる地域の保存食がルーツだという人がいれば、秦の始皇帝も食べたなんてことを言う人もいる。 |
||
| 寿司のルーツは「熟れずし」でい! | ||
| さて、「寿司」という文字は、スシ屋が縁起をかついだ当て字だってえのを、言っておかなきゃならねえだろう。「寿し」「寿志」「寿斗」…どれもみんな当て字だが、おいしそうに感じる字面なもんで一般に普及したんだろう。 |
||
| 鮒ずしは秀吉の好物だった? | ||
| 江戸前寿司はネタの新鮮さが勝負だから、知らない人だと『えっ? スシが保存食だったの?』と驚く方もいるかもしれない。 でも、鮨やおにぎりも、手で握ることによって微妙な醗酵をさせて、味をよくしていることを考えれば、それは当然のことだ。 中国では北魏の時代(AD530〜550年頃)……日本がまだ古墳時代、飛鳥時代だった頃に、すでに鮨のモトとなるレシピが存在していた。 切り身の魚を洗ってから塩をふり、米を塩水で炊き込んだアジメシ、山椒の一種、ミカンの皮、酒を加えてから、ハスの葉に包み2〜3日置くという…それはまさに、今の鮒ずしと同じような作り方だったんだ。 季節や魚の種類によっては、瓶の中に入れて、重しをして一ケ月醗酵させるケースもあったというから、かなり頻繁に食べられていたものなんだろう。まさに、今の熟れずしに近いものだったんだろうな。 それが、いつどうやって日本にわたってきたのか? 実はそいつは明らかじゃねえ。「万葉集」や「日本書紀」に鮨が出てくるとか言うご仁もいるが、どうもそいつは眉つばモンだ。 わかっているところで、いちばん古い記録のひとつが、秀吉が朝鮮出兵の際、陣中見舞いに鮒ずしを献上されたってことだ。 …ってなワケでその鮒ずしについては、次回タップリと聞かせ倒してあげやしょう。(あっしは自他ともに認める江戸っ子だが、実は鮒ずしが大好物でな…)。スシを語る上で、欠かすことができないのが、この鮒ずしをはじめとする熟れずしの存在なんだよ。 さーて。何だか腹がへってきやがった。それじゃあ、あっしはここいらで、なじみの寿司屋にでも行くとするかな。 まったく海のモンってえのは元気のモトだよなあ。それじゃあ、次回をお楽しみに! |
||
|
|
| Presented by 食材仕入ドットコム All Rights Reserved. Copyright© 2006, Food's-Foo 推進機構All Rights Reserved. |